つらつらツービート

音楽は早くて短ければいいと思っている人が趣味嗜好をつらつらと書き連ねます。

Hump Back『ACHATTER』

 



 

日本のスリーピースロックバンド、Hump Backが2021年にリリースした2nd full albumを紹介します。

 

フルアルバムとしては1st album『人間なのさ』(2019)以来となる二作目です。林萌々子(Vo&Gt)、ぴか(Ba,Cho)、美咲(Dr,Cho)の編成は変わらず盤石。『背景、少年よ』などのキラーチューンの数々を収録した前作は本当に素晴らしく、間違いなく僕も超絶気に入っている名盤でした。

 

そんな、バンドの名前を一気に全国に広げた前作から二年のブランクを開けてリリースされた2nd album『ACHATTER』。結論から言ってしまえば、前作を超える傑作になっています。

 

作風としては前作の良さはそのままに、更に骨太なサウンドに進化しています。「パンクロック」と呼んでいいくらい骨太になったギターサウンドに、少し歌い方が大人びた印象がある、林萌々子の伸び伸びとしたボーカルが乗ることにより前作よりもさらにパンク度が急上昇。

 

全14曲というバンド史上最大ボリュームのアルバムですが捨て曲(この表現はあんまり好きじゃないけど)なんてものは当然無いです。ほんとにすごい。一曲目の『宣誓』から最後の『きれいなもの』全くダレる事無くあっという間に43分が経ってしまいます。

 

個人的には特に、一分ほどのショートチューン#1『宣誓』から、#2『番狂わせ』#4『スリーピース』までの畳み掛けるようなロックチューン、#5『新しい朝』#6『あいまい』でスローテンポな曲が続いた後に#7『ヘイべビ』#11『HIRO』でアップテンポなロックチューンが続くところが好きです。今書いてみて気づいたけどこれアルバムほぼ全てですね。それほどこのアルバムが最高ってことです。

 

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『きれいなもの』のMVは、曲調も相まって何か時間がゆっくり流れている感じがしてとても好きです。どこか幼少期のころの気持ちとか記憶を想起させてくれるような感じがします。

 

岸田総理にはぜひこのアルバムを日本国民全員に配布していただきたいです。そうすれば日本中がACHATTERであふれて幸せになるんじゃないかな!!以上!!

 

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